皆さんこんにちは!
先日、舞台芸術学科の先生から、面白い美術セットがあるとの情報を頂いたので早速取材に行ってきました!
伺ったのは、舞台芸術学科舞踊コース3年生の学内公演の練習。
この日は、場当たりをする日でした。この「場当たり」とは、立ち位置や暗転中の動きなど稽古場では出来ないチェックをする大切なものなんです。
それが終わると音を付けての通し稽古が行われ、みんな確認した立ち位置にスムーズに移動していました。
舞台の稽古を見ていていつも思うのですが、場当たりなどで確認した位置をすぐ覚えて、実践できるってすごいですよね!
この日は4曲の場当たりだったのですが、最後の曲に噂に聞いていた美術セットが登場!
設置段階ではどんな風になるのか分かりませんでしたが、照明が付くとすごい迫力で光の色が変わるたび、セットの雰囲気も変わって舞台全体のイメージが大きく変わっていました。
このセットのどこがおもしろいのかというと、通常の舞台では美術などのセットを使う場合、バトンと呼ばれる装置1本1本にセットを吊るしていきます。
しかし今回は、真ん中のセットを吊るのに2本、両サイドは4本を使っているそうです!
この方法は、複数本使うことで美術セットが照明と重なって舞台上に影が出来たりするので、プロでもあまりしない方法だそうです。
プロでもなかなかチャレンジしない難しい美術セットに挑戦!実際に照明がついても影はなく、とても綺麗でした。
美術スタッフだけでなく照明スタッフとの信頼関係があるからこそ素晴らしいセットが完成したんですね。
皆さんも、舞踊コースの学生の演技はもちろん、舞台美術から音響、照明スタッフの学生達が活躍する姿を是非見に行ってはどうでしょうか!?感動すること間違いなしですよ!
・舞台芸術学科舞踊コース3年生の学内公演・
「Ballet&Dance3」
日時:12月15日
開演:15時30分から
会場:大阪芸術大学 芸術劇場


作品を展示していたのは、美術学科3年生の今井杏奈さん
今井さんの作品は木がメインになってます。
今井さんの今後の目標は、「グランドキャニオン」を作ること。
『ANONS アノン』 9分50秒 2011年映像学科作品
『recollection』 高橋豪(芸術計画学科4回生) 5分28秒 2011年
『日記』 平井沙希(芸術計画学科4回生) 2分38秒 2011年
『to kill time』 木戸里美(芸術計画学科2回生) 1分09秒 2011年
この作品ではイメージや色彩はファンタスティックで心地よいものとなっています。矩形のキャンバスに円を描くウロボロス(自らの尾を飲み込む竜)を描き、その周辺には軽やかな筆使いにより人物や得体の知れない生き物が描かれています。画面中央には柔らかい筆使いでゆったりと椅子に座り、編み物のような仕草を行なう女性が線描により描かれています。また表情が描かれておらず、観者の想像力を高めることになります。
その周辺には、点滴を打つ車いすの女の子のように見えるイメージや杖をつく老女が描かれており、ウロボロスの意味と重ねることで、私には人間の営みの何気ない風景であり、その日常の輪廻的繰り返しの世界を汲み取ることが出来ました。
背景の色合いとイメージの輪郭線の白によりに、画面は西洋の星座表のような印象を受け幻想的印象を観者に抱かせると考えられます。
報告 加藤隆明教養課程講師 協力 芸術計画学科研究室
ギャラリー&カフェバーである空間で、作品を展示して地域の人たちと交流を持ちながらアートと親しんでもらおうと企画し実現したのが空夢箱(通称オレンジハウス)です。このギャラリー&カフェバーの企画し運営しているのは中橋健さん(芸術計画学科92卒)です。皆さんの作品展示企画をお待ちしていますとのことです。
今回の展覧会は、ホワイトキューブではなく、カフェバーであり近所の人が集う場所でもあります。空間構成もオレンジ一色で、なかなか癖のある展示の挑戦しがいのある場所です。この場所で山本さんは、発泡スチロールや紙粘土等で制作した今はあまり見ない井戸から水を汲み上げる道具やマチスのダンスをベースにした土人形、セザンヌの静物画から触発され制作した作品が展示されていました。
井戸手押しポンプの作品は、本物そっくりに作られていますが、制作素材から見て非常に軽く出来ています。ポンプの表面の錆びて朽ちてくいような表情はアーティストが特に慎重に制作している所です。モノが溢れているこの世界で、手押しポンプのイメージを選択していること自体、山本さんの何らかの世界観とそのものへの深い洞察があると思います。山本さんは、モノが朽ちてく様の美しさを語っておられました。日本の美意識は自然崇拝的要素があり、人間よって作られたポンプが、徐々に錆び自然に還る過程の姿に美を感じられておられるようでした。このような室内がオレンジ色で埋もれた場所での展示は難しいと思いますが、ギャラリーとは空間の雰囲気が異なり、作品の視点が異なって見える面白みがありました。
報告 加藤隆明教養課程講師 協力 芸術計画学科研究室


